田﨑 史郎氏を講師に迎え、3年ぶりとなる物流セミナーを開催
11月28日(月)大津プリンスホテルにおいて、コロナ禍で開催が見送られていた物流セミナーが3年ぶりに開催されました。
冒頭、挨拶を行った甲斐切 稔会長は、今年度実施した協会の事業を紹介して、「さまざまな課題を解決するためより一層努力していく所存だが、安全に時間通り荷物をお届けするため、荷主企業様のご理解とご協力を得て、力を合わせて課題に取り組んでいきたい」と述べました。
来賓を代表して戸田 辰司近畿運輸局滋賀運輸支局長、矢野 総一郎滋賀労働局労働基準部長からご挨拶をいただいた後、政治評論家の田﨑 史郎氏が『日本は良くなるか?~政治と経済、人、モノの世の中の流れを見る~』というテーマで講演を行いました。
田﨑氏は40 年以上にわたる豊富な政治取材から、人脈を形成し維持していくために大切なことは、出会うより人間関係を維持すること、会う努力を続けることであると述べました。
また、岸田政権の今後について、支持率が低下する状況であっても当面交代はないと予測し、2024年の総裁選で再選される可能性があるとしました。そして今後、岸田首相は「防衛力の強化」「少子化対策」「脱炭素社会の実現」「原発の再稼働と新設」に力を入れていくことになると指摘しました。
また、安倍晋三氏から人の動かし方について学んだことをエピソードを交えて紹介し、政治の世界は人間関係で動いていて、人の面倒をよく見て多くの人間を動かせる人がトップに立てるといった、示唆に富んだ講演を行いました。
最後に、「政治は川の流れのようなもの。この瞬間もつねに変化していて、その変化を取材するのが私の仕事であるが、変化に注視して取材をしても、流れが変わって予期せぬことが起こることもある」と述べて、セミナーを締めくくりました。