物流セミナーで三日月知事が講演
去る11月13日(水)、びわ湖大津プリンスホテルにおいて、令和元年度の物流セミナーが開催されました。
開会に当たり、田中 亨会長は、「運賃をきちんといただいて、その対価として他業種より多く賃金を払えるようにしない限り人手不足は解消しない。荷主様、国、県、すべてがワンチームになって乗り切らないと、この業界は立ちいかなくなるということをご理解願いたい」と挨拶しました。
来賓を代表して近畿運輸局自動車交通部の後藤浩之次長が挨拶を行った後、三日月大造滋賀県知事が登壇、『物流で健康しが』というテーマで講演を行いました。
三日月知事は、「協会と県は『滋賀に輝く七つ星事業』などで、連携しながら数多くの事業を推進してきた。今後もさまざまな取り組みを進めることで、滋賀県の物流力をさらにあげていきたい」と、県と協会が連携していくことの重要性について言及しました。
また、「県は『新しい豊かさ』を作るという目標を掲げ、すべての人が感じられる豊かさの創造を目指している。昨年からは『健康しが』という取り組みも始まり、SDGsも取り込みながら、物流業界の課題解決を図り長続きする社会をつくっていきたい」述べました。
「滋賀の力は物流によるところが大きい。今後さらに主要道路の環境改善に取り組み、一緒になって物流環境の改善を進めていけるよう、ぜひともご協力をお願いしたい」と講演を締めくくりました。
会場からは国道8号線の整備や公共工事に関する質問が出されて、貴重な意見交換の場となりました。最後に外村善一副会長がお礼のことばを述べて、今年度の物流セミナーを閉会しました。