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全ト協坂本克己会長、中野信子氏を招いて物流セミナーを開催

坂本克己氏、中野信子氏を招いて物流セミナーを開催

11月21日(木)長浜市の北ビワコホテルグラツィエにおいて令和6年度の物流セミナーを開催しました。

 開会にあたり、松田 直樹 会長は「運送業界はこれまで労働時間が2割長く賃金が2割安いと言われていたが、今年4月1日以降はすべての運送事業者がコンプライアンスの徹底を求められるようになり、『2割長い』はなくなったが、『賃金が4割安い』となってしまっている」と指摘し、荷主企業の皆様には、我々の仲間が運賃の相談に来たら少しでも話を聞いてもらえればうれしく思う」と挨拶を行いました。

 来賓の近畿運輸局自動車交通部の山本 泰彦 次長、滋賀労働局の多和田 治彦 局長からご挨拶をいただいたのち、新井 成達 経営支援委員長による事業趣旨説明を行い、公益社団法人全日本トラック協会の坂本 克己 会長が『当面の諸課題について』というテーマで講演を行いました。

坂本会長は、物流業界を取り巻く現状について説明し、「2030年にはドライバーが3割減るとも言われるが、そんなことが起きないように、社会の発展のために頑張っているドライバーが報われるような業界にしていかなければならない。悪質な荷主によってドライバーが抑圧されてはいけない」と指摘されました。
「運賃については、多重下請け構造のあり方について、情熱と行動力のある松田会長とともに問題解決に向けて動いている」と述べ、「『荷主よし、真面目な運送会社よし、ドライバーよし』の三方よしとなるように取り組んでいきたい」と力強く語られました。

引き続き、脳科学者で東日本国際大学教授の中野 信子 氏が「ビジネスに活かす脳科学」をテーマに講演され。おわりに、山田 英樹 副会長の挨拶で幕を閉じました。

また、今回のセミナーは会員事業者が220名、荷主企業等が202名、合計422名が参加されました。