トラック業界でより多くの⼈材を確保するために、次項のような取り組みを⾏っています。
- ①労働環境の改善
- 月60時間超の時間外労働に対する割増賃金率を、現状25%から50%に引上げています。中小企業への適応を2023年4月に予定しています。これにより、残業時間の縮小、また残業代のアップで、給与の向上が期待できます。
- ②若手確保に向けて、
事業者へ向けた取り組み - トラック運転手は正社員の求人が多いです。そこでやむを得ず非正規労働者として働いている若者や、職業経験の少ない非正規労働者を企業が積極的に採用するように促しています。
具体的には、企業内での実習(OJT)を行う企業に対し、助成金を支援しています。助成金は、訓練実施事業者が中小企業の場合に支払われます。金額は、人材育成にかかる時間「1人1時間当たり800円」です。また経費助成も行っています。訓練時間に応じた額の助成金を受けられます。
→助成⾦についてはこちら
- ③女性進出に向けた取り組み
- 国土交通省による、女性ドライバー獲得に向けた取り組み「トラガール促進プロジェクト」が行われています。トラガール促進プロジェクトの目的は、2020年までに、女性ドライバーを4万人増やす試みです。具体的には、これまで男性中心であったトラック運転手の職場環境や待遇を改善し、女性も働きやすい環境作りを行っています。また、女性を受け入れる企業に対し各種助成制度を行っています。女性が、育休を取得し、復帰した場合に、企業に支払われる「両立支援等助成金」があります。このような助成金を利用することで、女性を受け入れる企業が増える取り組みを行っています。