平成25年度経営者・管理職研修会 ~(一社)BS経営研究所の木村勝男代表理事が講演~
平成26年2月7日、人材開発委員会による経営者・管理職研修会が開催され、一般社団法人BS経営研究所代表理事でUBI株式会社代表取締役会長の木村勝男氏が、「BS経営が小さな超一流企業を創る」というテーマで講演を行いました。
講師は、戦後の貧しい生活の中、19歳でガス管埋設業を創業。以降、運送業、不動産業、資産運用業他、様々な会社を設立されましたが、バブル崩壊により巨大な負債を抱えることとなりました。その巨額の債務に立ち向かう精神力をつけるために「20年間1000回登山」の目標を立て、15年を経て登山目標達成を前に債権者と和解を果たし、「強くて良い会社を創る」経営の極意、「BS(バランスシート)経営」を体得し、「やってみなわからん!やったことしかのこらん!」という経営哲学を得るに至りました。
次に、企業の決算については、
・BS(バランスシート)は財務諸表の貸借対照表(B/S)に由来し、資産や負債、資本の算出によって、財務体質がわかる。
・PL(プロフィットアンドロスステートメント)は損益計算書(P/L)に由来し、年間の売上や利益の算出はできるが、短期的には儲かっていても財務体質が強いか弱いかはわからない。
以上2つの特徴があると説明し、BS型経営は財務体質が強いか弱いか判別でき、長期的に経営を見通せるという考え方のもと、経営視点で考えることができる「経営社員」が育つように取り組んできたことを紹介しました。
また、数十年後の大きなビジョンを掲げるという経験について語り、参加者が2人1組となり、互いに「これから10年後の自分」というテーマで各自ビジョンについて3分間にわたって話し合いました。ビジョンの設定を行い、そして実現のために行動することの大切さを力説しました。
なお、ビジョンの達成を繰り返し、より一層大きなビジョンを掲げることで更なる飛躍を目指すことを熱弁し講演を終えました。