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平成25年度 物流セミナーを開催 ~『人間尊重の経営』をテーマに大久保寛司氏が講演~

11月15日、荷主企業様も含めて約290名が出席して平成25年度の物流セミナーが開催され、人と経営研究所所長の大久保寛司氏が、「21世紀 こんな”人”と”組織”が生き残る~人が輝く『人間尊重の経営』をどうつくるか~」という演題で講演を行いました。
岡田博会長は冒頭の挨拶で、今日の公演を今後のビジネスに役立ててほしいと述べ、さらに燃料サーチャージや運送契約の書面化への荷主企業様の理解と協力を訴えました。

 

大久保氏は、どうしたら企業が生き残れるかは、お客様にとっての価値を生み出せるかどうか、役に立てるかどうかであり、企業の資産は、顧客からの信頼、安心、満足と社員のやる気であり、社員のやる気が高まると、顧客の信頼、満足が高まると指摘しました。

 

そして、「社員のやる気を引き出すには、挨拶と清掃という簡単だが大切なことが基本になり、挨拶や清掃が行き届くと社内の雰囲気が良くなって業績が伸びる。運送業でも、挨拶をきちんと行って、車両や事務所をきれいにすれば、事故が減り顧客の安心につながる」と述べました。

 

社員がいきいきと輝き、不況下でも業績を伸ばしてきた企業の事例を紹介、社員のやる気を引き出し、社内の雰囲気を明るくするためには、「まずトップが意識を変えること。命令や叱責で社員を変えることはできないが、社員の立場に立ち社員の思いを理解することができれば社員は変わる。どこまで社員一人ひとりを人として大切にできるかが鍵を握る」と述べて公演を締めくくりました。

 

最後に安田昌生副会長が、「これからも荷主のみなさまとのパートナーシップを大切にしながら、いっしょに成長していきたい」と御礼の挨拶を述べてセミナーを終了しました。

 

 

人は自分を理解してくれる人の話をきく
トップは企業のあるべき姿を語るのではなく、あるべき姿を実現すること
命令や叱責では
「人を変えることはできないが、人が変わることはできる」